幼稚園と保育園の違い
つい最近もあったことですが、幼稚園と保育園の違いをはっきり分かっていらっしゃらない方は、案外多いです。(特に独身男性)
何が違うの?と聞いてくれれば分かり易く説明できるのですが、曖昧なままの方も結構いらっしゃいます。
そこで今回は、今の時期に合わせて、夏休みを例に両者の違いを解説してみましょう。
まず、幼稚園には夏休みがあります。これは別に意外じゃないですよね。
しかし、保育園には夏休みはおろか、お盆休みすらありません。これは、両者の違いをよく分かっていないと理解できないと思います。
つまり、幼稚園は家庭保育が可能な家の子が、教育のために日中4~5時間行くところなので、夏休みがあるのです。
逆にいわゆる認可保育園は、両親が共働き等で、家庭で保育ができないケースでないと利用できないため、当然長期休暇などあるわけがありません。(一般的な会社員や公務員が休みである、12/29~1/3はさすがに保育園もお休みです。)
いかがでしょう?細かい違いはまだまだたくさんあるのですが、夏休みの有無だけで、それぞれの目的が全然違うことがお分かりになるかと思います。
ちなみに余談ですが、両者が合体したような形である認定こども園は、同じ園の中に、夏休みがある子(いわゆる1号子ども)とない子(いわゆる2・3号子ども)が混在しています。この話はやや複雑になるので、またの機会に…。
決して少なくない公金が投入されている幼児教育・保育施設について、多くの大人に正確に(子どもたちへの投資の重要性も含めて)理解していただきたいという思いから、たまにこういった基本的な情報発信もしていきたいと思います。
特定行政書士 寺島朋弥