「来年2月から本当に保育士全員9千円アップされるのですか?」
最近、このような質問をいただきますが、実は今の時点では何もお答えできません。
去る12月8日に行われた国の子ども・子育て会議において決まったことは以下のとおり。(一部抜粋)
・令和4年2月から同9月までは公定価格とは別枠の補助金を事業者に支給。
・令和4年10月からは公定価格に乗せる。
・実際の配分は、職員配置状況や経験年数に応じて柔軟に対応させる。
つまり、2月からそれなりの補助金を出すことは決まっています。ところが、実際の運用は、都道府県や市町村に任せるようで、その事務費が都道府県・市町村に対して補助されることになっています。
要するに、配分方法は自治体任せになるため、これから1ヶ月ちょっとで決まっていくことになるのです。自治体も相当困っているという声を聞いています…。
以上のことから、当法人として冒頭の質問にお答えできる段階ではないのです。
また、上記の施策が実行されると、現行の処遇改善等加算Ⅰの計算がとても複雑になることが予想され、我々としても戦々恐々としているところです。
確定情報が入り次第、まずは顧問先に情報共有し、全国共通の情報はこちらでも随時上げていこうと思います。この先数ヶ月で重要な情報が行き来することが予想されますので、各園の事務担当の皆さまも、随時アンテナを張って、誤りのないように気をつけていきましょう。
行政書士 寺島朋弥