お散歩の重要性
今日は朝から一日、保育園に関わる業務ばかりで、実際に保育園の中で打ち合わせを行ってきました。
当然のように昨日の悲惨な交通事故の話題があがり、周辺の園の多くがお散歩を自粛しているといった話でした。
昨日の事故については、右折車の前方不注意が原因としか言いようがなく、どこでも、誰の身へも起こり得る事故ではありますが、幼児の集団が被害者ということで、本当に不憫でなりません。私の息子も3歳ですし、とても他人事とは思えません。
また、歩道の角の部分にガードレールかポールがあれば、果たして犠牲者が出ただろうかと考えると、本当に悔しくて仕方がありません。今回の事故を受けて、全国の同様の交差点で、ガードレール等の設置が進み、同じような犠牲者が出ないことを心から願っています。
ところで、今回の報道の中で、最近は園庭のない保育園が増えているので、園外に遊びにいくケースが増えているといったものがありましたが、あの報道は必ずしも正しくはないと思います。
園庭のある定員100人規模の公立保育園でも、日常的に園外にお散歩に出ているからです。園外で交通ルールを学びながら(保育士さんが指導しながら)お散歩をし、様々な公園で自然に触れるということは、幼児の心身の発達にとって大切なことだと考えられているからです。
自分の子が保育園のお世話になっていることや、仕事の取引先の9割が保育園ということから、日常的に保育園・保育士さんのことは理解しているつもりですが、保育士さんは自分の身を挺してでも子どもたちを守る覚悟で日々保育を行っているものです。今回の事故に遭った保育士さんたちも、全く非はありませんが、おそらく自責の念でつらい思いをしていることと思います…。
どうか、子どもたちの健全な発達のため、そして保育士さんを信じて、お散歩自体に問題があるような風潮が出ないことを心から願っています。
最後になりましたが、犠牲になった雅宮ちゃん、優衣ちゃんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
行政書士 寺島朋弥
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