書類の山
保育園を開設するためには、膨大な量の書類が必要です。例えば先週提出したばかりの書類がこれ。
インデックスシールだけで約700枚です。中には保育士さんたちが分担して頑張って作成する保育事業者さんもありますが、正直どうなのかなと思います。
慣れてない人たちで進めると、どうしても形式的な不備が多くなり、受理されるまでに大変な時間を要し、延々と行政とのやり取りが続くことになります。
我々は書類のプロですので、基本的に一発で受理されないと恥ずかしい話であり、形式的な問題(窓口に持参した段階で発覚するような不備)で指摘を受けるようなことはほぼあり得ません。
審査に入ってから細かい指摘があり、補正が必要な場合はあるのですが、大抵は想定の範囲内(微妙な事案を理由書で何とか説明している場合など)だったりします。
理由は、作成する段階で法令を確認しながら進めるため、単純な不備はあり得ないのと、ファイリング作業の段階でも、複数人で何重にもチェックを行うため、添付漏れといったことも発生しにくいのです。
自分たち(特に残業代が発生しない管理職たち)でやると、お金の節約にはなるかもしれませんが、たくさんの時間を使うことになります。その時間に見合った知識が得られるのであれば有用かもしれませんが、残念ながらこのような申請手続きの上っ面だけでは、体系的に知識を得ることは不可能です。その時間を本業に直接活かせることに使ったほうがよほど社会のためになると考えます。
多くの経営者がそのような視点で物事を考え、専門知識が必要な作業は専門家に任せるといった風潮になることを願っています。
特定行政書士 寺島朋弥
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