幼稚園の先生

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幼稚園の先生

前回は保育園の先生について書きましたが、今回は幼稚園の先生について。

幼稚園は「学校」ですので、資格は幼稚園教諭という免許です。

保育士資格との大きな違いは、保育士は名称独占のみですが、幼稚園教諭は業務独占ですので、幼稚園の先生として子どもたちに教える仕事は、幼稚園教諭免許を持っていないとできません。小学校以上の先生と同じです。

ところが、保育園の場合は、子どもの人数に対して資格者が何人いるかという考え方ですので、極端な話、クラス担任や園長だって、無資格者がなることも可能であり、そこが両者の一番の違いになるかと思います。

こんなことを書くと、保育園の園長先生って無資格でもいいんだ?って驚かれるかもしれませんが、法律上そうなだけで、特に認可園の場合は、実務経験の要件が厳しかったりしますので、実際はほとんどがベテランの保育士さんです。

さて、幼稚園教諭に戻りますが、免許は第二種第一種専修の3種類があります。ここでは単位等の細かい話は省略しますが、専門・短大卒が二種、4大卒が一種、大学院修士課程修了が専修だと思ってもらえればいいでしょう。

二種と一種以上で何が違うかと言えば、実は法律上明確な定めはないのですが、現実的には園長になるには一種の免許を有していて、相当の実務経験を積んでいることが求められるようです。

誤解しないでいただきたいのは、現場の先生たちにおいては、二種だろうが一種だろうが関係ありません。免許の種別は、学生時代に学んだ量の違いだけであり、子どもたちにとって、いい先生かどうかは、実務経験の中で培ってきたことを活かしているかどうか、実務に出てからも学び、向上し続けているかどうかということだと思います。

皆さん、子どもたちと真剣に向き合っている教師なのですから、保護者としても個々人を尊重していきたいものですね。

今回はここまで。次回は認定こども園の先生「保育教諭」について書いてみようと思います。

特定行政書士 寺島朋弥

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2020年9月26日1:56 PM0件のコメント

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